正しく恐れ、自分を守るために――薬物乱用防止教室からの学び
本日、西警察署から専門家の方をお招きし、薬物乱用防止教室を開催しました(地域包括支援センター依頼)。
講話の始まりは、生徒たちにとっても身近な「喫煙」と「飲酒」の話題からでした。身体機能の低下や発がん性、そして脳の萎縮や急性アルコール中毒の怖さ。とりわけ「未成年の身体へのダメージの大きさ」が語られた瞬間、客席の生徒たちからは深く、重い頷きが返ってきました。
「薬物の話なのに、なぜタバコとお酒なのか」――そんな疑問を抱く生徒は一人もいませんでした。それらが「ゲートウェイドラッグ」として、さらに深刻な薬物依存への入り口になっていることを、地域の現状を踏まえたお話から直感的に理解したからです。市販されている身近な物でも、誤った使い方をすれば「薬物乱用」になり得るという解説には、ハッと表情を変える生徒の姿も見られました。
次第に講話は、覚醒剤や大麻といった具体的な依存と症状の話へと進みます。幻覚や精神錯乱、そして衝動的な凶悪犯罪につながる事実。注射によって傷ついた生々しい皮膚の写真や、まるでラムネ菓子のように巧妙にカモフラージュされた「MDMA」「危険ドラッグ」のビジュアルに、生徒たちは息をのんで見入っていました。
薬物の本当の恐ろしさは、その「依存性と耐性」にあります。一度手を出せば自分の意志では止められなくなり、より強い刺激を求めて泥沼にはまっていきます。やがて金銭が行き詰まり、犯罪に手を染め、何十年も刑務所で過ごすことになる……。それは自身の破滅だけでなく、最愛の家族や友人の人生まで巻き込み、すべてを破壊していく社会的な恐怖でもあります。
リアルな現実に触れた生徒たちの間には、「絶対に近寄らない」という強い危機意識と決意が満ちていました。 今回の講話で示された「正しい知識」「健康への感謝」「周囲への想像力」は、これから社会へ出ていく生徒たちにとって一生の財産となるはずです。素晴らしい講話をしてくださった西警察署の皆様、そして包括センター保護司の皆様、本当にありがとうございました。