青柳中学校は、平成30(2018)年4月に函館市立小・中学校再編計画に基づき、開校しており、次世代の社会の形成者としての資質能力を身に付け、生涯を通じて主体的に学び、社会に貢献できる心身共にたくましく、豊かな人間性に溢れた生徒の育成に努めていく学校づくりを進めていきます。その実現を図るため、新たな学校像として制定した校訓や学校の教育目標に基づいた教育活動を展開してきました。
 本校校区は、函館山を中心とした約2km圏内で、函館駅から南西部のいわゆる函館観光のメッカであります。この地区は、歴史と伝統が受け継がれ、町内会活動も活発で、地域住民の絆も強いところであり、学校教育に対する関心も高く、多大な支援・協力をいただいています。統合を機に設置した学校運営協議会におきましては、本校校区内の3小学校(弥生小、青柳小、あさひ小)とともに、「青柳ネットブロック」を中心に、企画・運営・評価を行い、「地域とともにある学校」として、学校と地域が一体となって地域の子供の育成を担っています。
 

 開校7年目を迎え、この地域で育った子供たちが、本校の教育活動を通じて、自らが住んでいる地域に愛着をもち、地域に貢献することはもとより、将来、高等教育機関等で学んだり、就職して函館を離れたりしたとしても、自身が育った「函館」を忘れることなく再びこの地に戻ったり、または遠く離れた居住地から、ふるさと函館に様々な貢献をしようとしたりする心を育み、また、青柳中学校での学びが子どもたちのこれからの人生の支えとなるような密度のある学校生活を過ごさせたいです。

函館市立青柳中学校長 三谷龍司