本日、令和8年度文化芸術アウトリーチ事業の一環として、和太鼓の体験学習を実施しました。
簡単な自己紹介を終えると、授業はさっそく実技へ。 あらかじめ決められたグループに分かれ、それぞれが太鼓に向かう生徒たちの表情は、期待と積極性に満ちあふれていました。バチを受け取る嬉しそうな笑顔が、とても微笑ましく印象的です。
まずはバチの握り方、そして美しい立ち方や振り方へと指導が進みます。講師の方々の無駄のない手際よい教え方に、これまで積み重ねてこられた経験の重みを感じずにはいられません。「早く太鼓を叩きたい!」という生徒たちの熱気が、体育館中に満ちていきました。
心躍るリズム、高まる一体感
いよいよ練習が始まると、リズムよく刻まれる和太鼓の重低音が、心地よく体に響き渡ります。 テンポが速くなるにつれ、たとえリズムが少しずれても、自然と気持ちが昂っていくのは和太鼓の持つ不思議な魅力です。「できるだけ早く叩く」という課題では、初心者とは思えないほど見事なバチさばきを披露する生徒も現れ、思わず「キツい!」と言いながらも、弾けるような笑顔を見せてくれました。
続いての課題は「大きな音を出すこと」。 腕を高く上げれば音は大きくなりますが、その分、正確に面を捉えるのは難しくなります。講師の方の「なるほど」と頷かされる解説を聞きながら、生徒たちは真剣な表情で挑戦していました。徐々にリズムが複雑になり、難易度が上がっていっても、抜群の集中力で見事に対応していく姿に、確かな成長を感じました。
篠笛と和太鼓が織りなす、神聖なクライマックス
授業の終盤には、複数人で一つの太鼓を打ち鳴らす発展的な課題に挑戦。 さらに、講師の方が奏でる篠笛の美しい音色が加わると、空間の空気は一変しました。目を閉じれば、まるでお祭りのクライマックスを迎えたかのような、厳かで神聖な世界観が広がります。興奮と感動が最高潮に達する中、充実の体験授業は幕を閉じました。
生徒たちに五感で本物の文化に触れる、素晴らしい経験を提供してくださった函館市文化団体協議会の皆様、本当にありがとうございました。