函館錦識寺 上田隆弘氏が講話
函館錦識寺の上田隆弘さんが、昨年度に引き続き本校に来校し、3年生全クラスで、「人はどう生きるべきか」について、自らの体験をもとに講話をしてくださいました。
これからの世界は私たち若い世代にかかっている
《自立》自らのよさに気づき 主体的に学習に取り組む生徒
上田さんは、「宗教とは何か」をテーマに80日かけて世界13カ国を巡り、見聞したことを基に世界一周記を執筆。全国9社の新聞で『いのちと平和を考える―お坊さんが歩いた世界の国』を連載しています。
この日は、1時間の講話を、3年生3クラスでおこなってくださいました。
自らの仕事である「宗教」について、学生の頃「宗教とは人間が作ったものに過ぎないのではないか」という「問い」を持った経験。また、それについて深く考え、答えをさがすため世界各地で様々なことを見聞してきた体験をお話しくださいました。
「なぜこうなのか、なぜこうなっているのか、という問いを常にもち続け学んでいくことが必要。これからの世界を作っていくのは私たち若い世代。一緒に頑張ろう。」と、これから受験を迎える3年生へ、メッセージが送られました。
終わった後の生徒の感想では、「自分の中で何かしらのテーマを決め、それを追求し続けるという姿勢は、私もそうなりたい、と強く思わされた。」「上田さんは、なんとなく過ごしていてはすぐに時間は過ぎてしまうと仰っていたので、今すぐでなくてもいつか熱中できるテーマを探していきたい。」と、今後の生き方や自分の学び方について、それぞれ考えを深めていたようです。